募集人数と書類選考の通りやすさの関係

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書類選考を通りやすくするためのコツとして、募集人数に着目するのは有用な方法である。介護業界では施設によって募集人数に大差があり、数十名単位で募集している施設もある一方で、一名や二名あるいは若干名といった形で少人数を募集していることも多い。そして基本的には大人数の介護職を獲得しようとしている施設に応募した方が書類選考は有利になるからだ。

募集人数の多さは現場での人材不足の程度を表す指標としてわかりやすいものであり、十名以上も募集しているようであれば書類選考はほとんど無審査となっていることもある。早急に一人でも獲得しなければならない状況があるため、すぐに勤務を始められる状況であれば面接も通過しやすくなるだろう。一方、若干名の募集の場合には落とされるリスクが高い。慎重に必要な人材を集めようとしているからであり、書類の時点で厳選を行って面接をするのは限られた人だけになる傾向がある。多くの場合には有資格者を募集するときに若干名の募集が行われるため、初任者研修すら通過していない人にとっては厳しいことが多い。もともと現場の介護職の数が少ない現場でも募集数が少ない傾向があるが、その場合にも人数が少ないからこそ経験者を求める傾向が強いので注意が必要である。

介護業界での経験が少ない人ほど募集人数が多い求人を選んで応募するに越したことはない。結果的に大手の現場で働けて待遇が良くなることもあるので仕事を探す上では重要なポイントである。